近年日本でも競技人口が増えてきた「スカッシュ」。
世界と比較すると日本ではプレイ人口は少ないですが、東京オリンピックの競技候補に上がったりと少しずつ知名度が向上しています。
本記事ではスカッシュをプレイしたことのない初心者の方でも、安心して体験できる方法を掲載します。
スカッシュとは
1対1で戦うラケット競技
スカッシュは四方を壁に囲まれたコートの中で基本2名4面小さいゴムボールを打ち合って行うスポーツです。
運動量がテニスの3倍
狭い空間で行なうため、運動量が少ないと思われるかもしれませんが、四方を壁に囲まれているため、コートを対角に走っても、5~6歩で届くため、初心者っでもラリーが続きやすく、逆に運動量が多くなります。
室内でプレイできる
スカッシュは代表的な室内スポーツです。天候や季節の影響を受けずに楽しめ、日焼もしません。また、ボールがコートの外に出ることがないので、球拾いのために苦労することがありません。
色んな方面からボールが飛んでくる
スカッシュは前の壁の有効面に当たったボールをノーバウンドまたはワンバウンドで打ち返します。前の壁の有効面に当てる前に後ろや横の壁に当てることも有効です。また、対面で打ち合うテニスやバドミントンと違い、横並びで打ち合うため、相手が視界から離れることも多く、ボールがどこから飛んでくるか予測しにくいのも特徴の一つです。
関西でスカッシュができる場所は?
スカッシュを始めるきっかけで多いのが入会したスポーツクラブにスカッシュコートがあったからという理由が大半を占めます。
スカッシュは運動量も多く、日焼けもしないという特徴をもちますが、普及しない最大の要因は専用のコートでしかプレイができず、簡単にコートも見つからないからです。
そんな問題を解決するために、初心者でもスカッシュがプレイできるコートをまとめます。
※予約方法や料金などの詳細は施設により変わりますので、気になる点は直接お問い合わせください。
大阪
スカッシュ&フィットネス オリオリクラブ
スポーツクラブ ルネサンス住之江
セントラルウェルネスクラブ住ノ江
帝国ホテル大阪フィットネスクラブ
ティップネス石橋
京都
京都テルサフィットネスクラブ
StandOut KYOTO
メディカルフィットネスクラブSHIN-SHIN
兵庫
Orinas (オリナス)西脇市市民交流施設 うごくスタジオ1
グンゼスポーツクラブ川西
コナミスポーツクラブ明石
コナミスポーツクラブ本店西宮
ジ・アンタンテフィットネスクラブ
滋賀
和歌山
奈良
スカッシュをする上で必要なもの
一番自分にぴったりなスカッシュコートを見つけたら、次は必要なものを準備しましょう。
基本的にスポーツクラブには、レンタル品があることが多いですが、取り扱っていないところもあるため、事前にスポーツクラブで、コートの利用に必要なものを確認してください。
また、レンタル品にも有料・無料とスポーツクラブごとに違いがありますのでご注意ください。
もし自分で専用のものを用意したい場合に備えて、スカッシュを始めるにあたり必要なものをまとめます。
スポーツウェア
動きやすい服装なら何でもOK です。
汗をかくので短パン・Tシャツ等、夏用がお薦めです。
動きが激しいので、ソックスは厚めの物をはきましょう。
シューズ
施設によってはレンタルが用いされています。
コートの床が傷むので、インドアシューズを着用します。「ノンマーキングシューズ」と呼ばれる足をこすっても床に色が付かない物を利用して下さい。スカッシュ専用シューズもありますが、バドミントンやハンドボールなどのシューズでも大丈夫です。
アイガード
レンタルできる場合があります。一部のクラブでは装着が義務付けられています。施設の規定には必ず従って下さい。
アイガードは、公式試合ではジュニア(18歳以下)には着用が義務付けられています。ジュニア以外の方もケガの予防のため着用を推奨されています。特に初心者の方はラケットやボールが当たっての事故が発生しやすいので、アイガードは必ず着用するようにしましょう。
ラケット
施設にはたいていレンタルラケットが用意されています。ご自分で用意される場合は、スカッシュ専門店、コートがあるスポーツクラブ、通販などで購入できますが、一般的なスポーツ用品店にはあまり置かれていません。重さやグリップ、重心のバランス等、メーカーやモデルによって色々あります。最初はいろいろなラケットを試してみましょう。
ボール
ボールも施設にはたいていレンタルが用意されています。ご自分で用意される場合は、スカッシュ専門店、コートがあるスポーツクラブ、通販などで購入できますが、一般的なスポーツ用品店にはあまり置かれていません。中が空洞のゴム製で、ほぼゴルフボールくらいの大きさです。冷たい間は跳ねにくく、温まってくると次第に弾むようになってきます。
スカッシュの準備ができた後
スカッシュは1人でもプレイ可能!
スカッシュは基本1人でするスポーツですが、1人でも楽しむことができます。
テニスの壁打ちのイメージで前の壁の上の方をめがけてボールを打ってみてください。
スカッシュのボールは中の空気が温まると跳ねるようになりますが、最初は跳ねません。
強く叩くイメージでボールを繰り返し打つと跳ねるようになります。
フォアハンド・バックハンド・ワンバウンドさせて、バウンドさせずにと色々打って、ラケットに当たるボールの感覚を楽しんで下さい。
複数人でスカッシュはプレイするもの!
危険なので、2人でコートに入るようにします。
それ以外の人はコートの外で待機し、時間をみて交代します。ラケットを相手に当てたりしないように十分注意して下さい。アイガードは必ず着用しましょう。左右に分かれて立ち、二人で交互に打ち合います。時間をみて、左右変わります。
スカッシュの楽しみ方は人それぞれ。
以上が一番簡単なコートでの楽しみ方です。
1人で打つのは「一人打ち」という練習方法で上級者になっても繰り返し行う練習方法です。
2人で交互に打つのは「ノックアップ」といいボールを温めるためにコートに入ったら必ず行います。
まっすぐ打ったら自分に返ってきます。自分の立ち位置から相手のいる側よりの前の壁に打つと相手側にボールがいきます。自分の思った所にボールを持っていくのはなかなか難しいです。
そして、物足りなくなったら、コートのそばにいる人に声を掛けてみましょう。
愛好者が少ないこともあり、親切に教えてくれる人が多いです。
でも、やっぱり、知らない人に声を掛けづらい、そんな人には後日またご紹介していきたいと思います。
関西のスカッシュプレイヤーの特徴
世話焼きが多い
一人できても喋ってくれる人が多い
わからないことがあればすぐ質問できる
まとめ:関西でスカッシュをする方法
「スカッシュ&フィットネス オリオリクラブ」「Jcourt」「StandOut KYOTO」等のスカッシュ専用施設では、初めてスカッシュをされる方への体験コース受け付けています。その他の施設ではスカッシュレッスンの体験ができる場合がありますが、ビジターへのスカッシュ体験コースを設けている所は残念ながら少ないです。
最初からルールや打ち方をきちんと知りたいなら、施設の体験コースやスカッシュレッスン等のご利用をお薦めしますが、特にこだわる必要はありません。
激しいスポーツと思われますが、子供から年配の方まで自分で運動量を調整し、練習方法を選べます。
堅苦しく考えず、是非一度コートを予約し、レンタル品を活用し、体験されることをお薦めします。